労働組合から団体交渉、労働委員会の救済申立もされたものの、従業員の退職合意による解決を実現した事案

相談経緯・依頼前の状況

ハラスメント等を主張する従業員が労働組合に加入し、長期の団体交渉が開催されました。不当労働行為を理由として労働委員会に救済申し立てを行ってきました。

既に相当回数の団体交渉も行われていたため、かなり対応に苦慮した事案です。

相談企業の業種・規模

業種介護福祉業
規模1000名
相談者役員
解決するまでに要した期間6ヶ月

実践した労務応援コンサルティング

  • 問題社員対応(退職) 労務応援コンサルティング
  • 問題社員対応(指導・懲戒) 労務応援コンサルティング

解決までの流れと解決後の状況

労働組合の要求は、書面での要求回数も膨大で、かなり激しかったですが、都度適宜の対応を行いました。義務的団交事項に該当しないものも多く含まれていましたので、その点争点外の内容についての争点整理も行いつつ、団体交渉を乗り切りました。

不当労働行為として労働委員会への救済申立もなされましたが、並行して当該従業員の問題点について処分を行いつつ、労働組合を協議をしました。

その結果、従業員との間で円満に解決する旨の合意が成立しました。内容としては企業側の意向に沿った内容でした。

解決のポイント

元々企業側には弁護士もついていたのですが、企業側の団体交渉に慣れた弁護士ということで、弊所で対応した案件です。

手ごわい労働組合だったのですが、あらゆる対応について、しっかりと準備と協議を繰り返しました。回答書面、救済申立の答弁書で詳細な主張を行いつつ、顧問弁護士として企業の労務管理や懲戒プロセスも適切に整備したものです。

こうした対応を進めたことで、ある時点を境に企業側に形勢が傾いた印象です。

一時はかなり厳しい状況にだったところでしたが、最終的には円満解決という方向に着地ができました。

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