福祉関係の法人様からのご相談でした。
賃金と評価制度が完全な年功序列制度だったため、やる気のある方が評価されないということで、全体のモチベーションが下がってしまっているという悩みがありました。
そこで、従業員の働き方全般の見直しや、貢献している方をきちんと評価するための賃金制度の変更を進めたいというご依頼をいただきました。
ご相談いただいた時点で、顧問として社労士の先生が入っていましたが、なかなか進まない部分があったため、弁護士と社労士の目も欲しかったとのことです。
業種 | 介護福祉業 |
規模 | 200人未満 |
相談者 | 役員 |
解決するまでに要した期間 | 1年 |
理事の方や現場の方を含め、毎月のMTGを実施し、それにより職員の勤務状況や課題感を詳細に伺いました。
働きやすい環境を作るだけでなく、より法人に向いた人を評価するためにはどうすればいいのかを綿密に打ち合わせ、コース選択制・評価制度の刷新などの方向性が決まったら、賃金規程の改訂の見直しとアドバイスを実施しました。
コース設定をしたことにより、どのように働きたいかということを含めて、職員の方全員が自分に合ったコース選択をでき、働きやすさを感じていただけうようになりました。また、頑張っている人を評価しやすくなったことにより、それに向けて通常業務に取り組むことができるようになり、会社の士気向上にも繋がりました。
本件は評価制度にかかわる話なので、賃金規程だけ変えればいいというわけではありません。法人の考えと、職員の考えの溝を埋めるためのヒアリングを実施した上で、他社の方針も紹介しながら、カスタマイズによって、より一層法人にあった評価制度を選べるようになりました。
賃金制度でお困りの方は、当事務所にご相談ください。