2024年06月11日
顧問先インタビュー 東証プライム市場上場の物流総合グループ企業様(グループ従業員数20,000名超)
貨物自動車運送事業を核に、倉庫、鉄道利用運送、工場内物流、海上運送、国際物流など、国内外で幅広いサービスを提供する総合物流企業です。日本経済と人々の生活を支え続けて百余年。長い歴史の中で変革と挑戦を続け、近年ではグループ内の商事・貿易事業と連携し商流・物流一体型ビジネスも積極的に展開しています。労務問題は企業経営に重大な影響を及ぼしますので、労務問題の深刻化を防ぎ、適切かつ迅速に対応するには弁護士...
2024年05月21日
新しい働き方と人事異動の在り方を考える~滋賀県社会福祉協議会事件(最高裁令和6年4月26日第二小法廷判決)
先日、令和6年4月26日に最高裁判決第二小法廷判決が配置転換命令に関する判決を出しました(滋賀県社会福祉協議会事件判決)。配置転換とは、労働者の職務内容や勤務場所を相当の長期間に渡って変更することと定義されています(菅野和夫「労働法」第13版681頁以下)。昭和からの長期雇用システムの中では、「企業組織内での従業員の職業能力開発・地位の発展や労働力の補充・調整のため」に、人事権の一内容として、使用...
2024年04月24日
協同組合グローブ事件(最高裁令和6年4月16日第三小法廷判決)は企業の事業場外みなし労働時間制の道を開くか?
令和6年4月16日に、事業場外みなし労働時間制に関する最高裁判決(協同組合グローブ事件)が出ました。事業場外みなし労働時間制というのは、労働者が労働時間の全部又は一部について、事業場施設の外で業務に従事した場合において、労働時間を算定しがたいときに、その日は所定労働時間だけ労働したとみなす制度です(労働基準法38条の2)。たとえば、所定労働時間8時間の労働者が、実際には事業場の外で所定労働時間を超...
2024年04月09日
顧問先インタビュー 株式会社ホン・モール・ジャパン様
当社は2016年にカナダでスタートしたショッピングアプリ「小紅mall」を運営する日本法人として2019年に設立しました。北米・イギリス・オーストラリア在住の華僑の方に向け、高品質な日本の商品を適正な価格で販売する越境ECを展開しています。昨年からは「小紅mall」への出店サービスを開始しております。従業員との間に起きた労務トラブルについて相談するために、弁護士の先生を探したことがきっかけでした。...
2024年03月28日
80時間を予定する長時間見込みの固定残業代は無効か!?
最近、「初任給40万円」を打ち出したアパレル会社が話題になりました。実はこの40万円のうち、17万2000円分は月80時間の固定残業代だということで、「月80時間の時間外労働を予定する固定残業代は過労死基準で無効だ」とSNS等で話題になりました。この指摘は、主に労働者側の弁護士、労働組合からされていたものなのですが、果たしてそうなのでしょうか。確かに最近、労働者からの残業代請求の中で、「長時間予定...
2024年02月22日
顧問先インタビュー オプテックエクスプレス株式会社様
国際物流(フォワーダー)を主要業務として経営しています。日本にあるメーカーや商社様の依頼で貨物を日本から世界、世界から日本へ輸送する業務です。2016年12月に設立し、2024年は8期目となり、国際物流業界では圧倒的に若い会社です。弊社従業員の平均年齢も36歳と若く、ベンチャー起業のような雰囲気の会社だと言われます。設立当初はひとり法人の会社でしたが、いまは中国などの海外法人を含めると60人程度の...
2024年01月16日
顧問先様インタビュー 株式会社アシスト様
千葉県・東京都・埼玉県・茨城県のエリアであやめ薬局を中心に調剤薬局を展開しております。平成12年に創業し、従業員数は令和5年9月時点で193名、薬剤師従業員比率は49.2%となります。千葉県を中心として地域密着型の調剤薬局として患者様のニーズに応じた事業展開を目指しており、大学病院や総合病院、専門クリニック近くの店舗、在宅医療を中心とした店舗など、多種多様なタイプの薬局を展開していることが特徴です...
2023年12月12日
2024年2月16日 弊所主催セミナー「ハラスメント防止策/問題社員対応」
※本セミナーは終了しました。弁護士法人戸田労務経営です。令和6年2月16日(金)に、弊所代表弁護士らによる「心理的安全性の高い職場づくりを進めるための ハラスメント防止策・問題社員対応」セミナーを企画しましたので、ご案内申し上げます。当法⼈は使⽤者側の弁護⼠や社労士が所属しており、千葉県内を中心とした100社近くの顧問弁護⼠を務め、数多くの使用者側労働問題への対応や労務環境改善に取り組んでおります...
2023年12月11日
夜勤等の不活動時間の賃金制度の在り方を考える(残業代単価を日中とは異なる単価で計算した千葉地裁令和5年6月9日判決)
今回は、夜勤等の不活動時間についての賃金制度がどうあるべきかを考えます。最近私が法人側を担当した事件で、夜勤の不活動時間(夜勤時間帯)の賃金の考え方について、少し面白い判断をしたものがあります。この判決では、夜勤時間の労働時間について、その残業代計算の基礎単価について夜勤手当を基準として算定するべきとされました。これは最低賃金を下回る水準なのですが、それも違法とはならないとの判断です(千葉地裁令和...
2023年11月10日
ジェフユナイテッド市原千葉のスポンサーへ就任のお知らせ
弁護士法人戸田労務経営は、この度ジェフユナイテッド市原千葉と2023年度及び2024年度のアシストスポンサー契約を締結しました。代表弁護士の戸田は、Jリーグが開幕した1993年からジェフユナイテッド市原のサポーターでして、地縁のないこの千葉県で弁護士になったのも、「そこにジェフがあったから」なのです。これまでは個人としてのサポートを続けてきましたが、この度法人のスポンサーになりました。千葉というこ...