2025年07月04日
労働組合からの団体交渉、争議行為に対応しつつ、最終的には労働審判で適切な紛争解決に持ち込んだ事案
相談者は学校法人で、雇止めをした元教員から、雇止めが違法であること、在職中に未払い残業代があること等を主張し、加入した外部の労働組合を通じて団体交渉を要求されました。かなり激しい要求をしてくる労働組合でしたので、団体交渉の対応はかなり苦慮しました。毎回団体交渉前に打合せをして準備を行い、安易な妥協をせず、長期の団体交渉を耐え抜いた形です。争議行為も実行されましたが、これについても毅然と対応しました...
2025年07月04日
人材雇用における労務トラブルの解決法
事業の成長を加速させるためには、優秀な人材の確保が欠かせません。しかし、採用活動から雇用契約、そして日々の労務管理まで、人材の雇用には、経営者様や人事担当者様を悩ませる課題が山積しています。人材の雇用をする場面というのは、人と企業とがマッチングを経て出会う場面ですので、とても重要です。企業にとってみれば、今後長年働いてもらう中で、何千万もの給与を払う可能性もあり、労働者にとってみれば、生活の大半の...
2025年07月04日
会社設立における労務トラブルの解決法
新しい事業を始めるにあたっては、まず重要なことは資金繰りです。まずは運転資金の安定調達・納税資金を確保できる利益創出体制などを構築しないと、事業は立ち行かないものです。設立当初は、資金繰や事業計画の策定・資金調達など、やるべきことが山積みで、労務管理まで手が回らないという方も多いのではないでしょうか。経営資本の「人・物・金・情報」のうち、「人」が後回しになってしまうのは仕方ないことかもしれません。...
2025年07月02日
ユニオンの主張を完全に排斥して、団体交渉に至らずに終結した事案
相談者は建設会社の元受企業です。下請会社の従業員が労災事故により負傷しました。その従業員が外部ユニオンに加入し、労災事故の賠償請求を行ってきました。ユニオンは連絡もなく突然会社に訪問してきて、長時間様々な主張をしてきた上、期日の迫った団体交渉期日を指定してきたため、慌ててのご相談でした。元受企業は、確かに現場での安全配慮義務違反の責任を負うことはあり得ますが、労働組合との団体交渉に応じる義務がある...
2025年06月20日
不当解雇のリスク
当社では、問題行動の多い従業員について、解雇しました。ところが、当該従業員は、自分の問題行動を棚に上げて「会社の理由には全く納得できない、不当解雇だ!」と訴えてきました。当社としてはこの解雇は有効だと考えていますが、仮に不当解雇だった場合、会社はどんな請求を受けることがあるのでしょうか。その他、不当解雇のリスクについて教えてください。労働契約法16条では、解雇権濫用法理が定められていて、解雇は、法...
2025年06月20日
試用期間後に本採用拒否された方へ
私は、正社員として会社で勤務を開始しました。試用期間は3ヶ月間と決められていたので、頑張って勤務してきたのですが、3ヶ月が近づいてきて、社長から「君を3ヶ月見てきたが、ちょっと我が社が求める能力には達していない。残念ながら、本採用は見送ることにした。」と言われて、本採用拒否をされました。きちんとやってきたつもりだったのですが、本採用拒否を受け入れないといけないのでしょうか。本採用拒否は、企業者が、...
2025年06月20日
退職金にまつわるトラブル
私は、大学を卒業した後、30年会社一筋で働き続けてきました。ですが、先日、私が営業車で大きな事故を起こしてしまったことを理由に、会社から懲戒解雇を告げられました。会社の就業規則には、「懲戒解雇の場合は退職金は支給しない」と定められているため、退職金は1円も出ないということです。正直懲戒解雇は仕方無いと思っているのですが、会社の退職金規程によれば、私は数千万の退職金もらえたはずなのです。本当に退職金...
2025年06月20日
未払残業代(時間外労働、休日労働の賃金)を請求したい方へ
私は毎日朝から出社して、夜遅くまで会社で残業をしています。会社の所定労働時間は9:00~17:00の休憩1時間で、7時間勤務なのですが、1日平均10時間は働いていると思います。「君には期待しているから残業もがんばってくれ」とハッパをかけられているので、仕事を終わらせずに家に帰るわけにもいきません。休日も月に2~3日とれるかどうかです。最近子供も産まれたばかりなので、はっきり言ってもう残業はしたくあ...
2025年06月20日
懲戒処分の争い(トラブル)について
私は、営業車で外回り中、運転ミスによって、歩行者を轢いてしまい、その方に重大な障害を与えてしまいました。刑事裁判にも問われて、執行猶予の判決を受けました。その結果、会社からは懲戒解雇とされ、さらに、20年も勤めてきた会社なのに、退職金も全く出ないことになってしまいました。確かに、私は悪いことをしたと思ってます。ですが、懲戒解雇のために無職になった上、退職金も全くもらえないというのでは、もう生活もで...
2025年06月18日
顧問先の従業員の特性に応じて、助成金の導入を支援した事例
従業員の年齢層が低く、介護よりは育児の諸制度を利用する機会が多いとみられる会社で、活用できる助成金の幅を広げたい、という希望がありました。雇用関係助成金のうち、キャリアアップ助成金については顧問先の担当者で活用が進んでいました。しかし、それ以外の助成金については担当者だけでは情報収集・申請準備が難しい中、申請要件に合った「育児関係イベント」の機会が訪れる…という状況であったため、申請作業以外の部分...