2025年06月20日
不当解雇のリスク
当社では、問題行動の多い従業員について、解雇しました。ところが、当該従業員は、自分の問題行動を棚に上げて「会社の理由には全く納得できない、不当解雇だ!」と訴えてきました。当社としてはこの解雇は有効だと考えていますが、仮に不当解雇だった場合、会社はどんな請求を受けることがあるのでしょうか。その他、不当解雇のリスクについて教えてください。労働契約法16条では、解雇権濫用法理が定められていて、解雇は、法...
2025年06月09日
ハラスメントの調査と認定を行いつつ、懲戒委員会に弁護士が関与することで適正なコンプライアンス体制を構築した事例
職員からハラスメントの申し出があり、その調査とその後の対応をどうすればいいのかという課題があり、内部についての体制や対応も含めての手伝いをして欲しいとのご依頼をいただきました。懲戒処分にすることも視野に入れて、当事務所の弁護士が、法人内での懲戒委員会での主導的立場を担い、ハラスメントがあったのかなかったのか、ある場合どのような処分が適切かについて取り纏めを行いました。ハラスメントに該当すると認定し...
2025年06月06日
協調性がなく問題行動を繰り返す従業員に対しての解雇が有効と認められた事案
顧問先企業から問題のある従業員(ドライバー)を解雇したいとのご相談をいただきました。他従業員などに馴染めず協調性が少ないという点に加えて、当該従業員から会社側に対して直接的に不平不満を指摘するなど、関係が悪化していたものの、明確な解雇事由などなく、対応が難しい状況でした。まず、顧問先企業に対してのヒアリングを実施させていただき、問題のある従業員については、勤務態度不良・会社の指示に従わないなどの問...
2025年05月04日
解雇紛争の労働審判手続において、労働者の問題点を的確に主張して、最小限の解決金支払いにとどめた事案
業務指示を聞かなかった労働者を解雇したところ、労働者から労働審判を申し立てられ、その時点で依頼を受けて労働審判対応を行った事案です。弁護士が介入しない解雇手続には穴があることがほとんどで、完全に解雇有効と認めさせることは容易ではありません。もっとも、この事案の労働者は、直接解雇の理由の引き金となった業務指示違反だけではなく、それ以前からも見逃せない事故やミスがとても多く見られました。そうした点を証...
2025年05月03日
解雇処分が、労働審判で適法と認められた事案
かなりの時間の怠業が見られる従業員について、怠業に関する事実調査と、適切な注意指導の継続を行った事案です。目に余るほどの怠業をし、勤務態度も悪い職員について、会社は頭を悩ませていました。指導を行なっても事実を否定して全く聞く様子がない状態で、労働組合を通じて抗議をしてくる状況でした。そこで、会社は、怠業の状況の記録の調査をしっかりと進め、毅然と処分を進めました。弁護士の指導のもとで懲戒委員会を開催...
2025年05月02日
複数労働者の残業代請求を有効な固定残業制度主張で負担を最小限に抑えた事案
運送業を営む企業で、ドライバーから次々と残業代請求を受けるという課題が続いていました。依頼を受け、残業代の請求が相次ぐ中で、有効な固定残業代制度の設計についての主張を行い、最終的には企業の負担を最小限にとどめることができた事案です。訴訟になる前の請求をした従業員に対しては、固定残業代の制度の主張をすることで請求を取り下げさせることができ、その他労働審判や訴訟になった案件もありましたが、いずれも固定...
2025年05月01日
弁護士の関与した適切な手続によって退職トラブルを回避した事案
従業員が犯罪行為により逮捕・勾留されてしまい、欠勤が続く従業員に対しての対応に苦慮している企業様からのご相談です。解雇に踏み切ってよいのか懲戒解雇手続を適切に進めた事案です。犯罪行為の調査を踏まえての事実認定と書面の交付、聴聞機会の付与などの手続を遵守して、懲戒解雇処分を行いました。その後労働者とのトラブルは一切発生しませんでした。解雇理由が十分に認められる事案であっても、懲戒解雇は手続を相当に慎...
2024年08月20日
2024年10月22日「採用から退職までの労使ミスマッチ解消の実務」オンラインセミナー
※本セミナーは75名の方にお申込みいただき、盛況のうちに終了いたしました。問題社員の対応に悩まれている企業様、人材採用に悩まれている企業様や人事担当者の方が多く参加され、大変ご好評をいただきました。弁護士法人戸田労務経営です。令和6年10月22日(火)に、弊所代表弁護士による「採用から退職までの労使ミスマッチ解消の実務」セミナーを企画しましたので、ご案内申し上げます。当法人は使用者側の弁護士や社労...
2023年09月08日
2023年10月12日 労働問題総まとめセミナー「人事・退職・解雇・休職」
※本セミナーは終了しました。弁護士法人戸田労務経営です。10月12日(木)に、弊所所長の弁護士戸田による「労働問題総まとめセミナー:人事・退職・解雇・休職」を企画しましたので、ご案内申し上げます。当法⼈は千葉県内を中⼼に使⽤者側の弁護⼠として、90社以上の顧問弁護⼠を務め、数多くの使用者側労働問題への対応や労務環境改善に取り組んでまいりました。多くの企業に労働法の知識を届けたいという思いから、労働...
2022年08月09日
代表弁護士の戸田が輸送経済新聞でのコラムを掲載(第14回:従業員の退職⑥普通解雇)
弁護士法人戸田労務経営です。代表弁護士の戸田が物流・輸送業界の専門誌である輸送経済新聞社で運送業での労務問題についてのコラムの連載についての紹介です。運輸・物流業界の労務・法律問題に精通した企業側労務専門の弁護士として紹介されております。輸送経済新聞8月9日号掲載の第14回は普通解雇について取り上げました。記事内容をご紹介します。今回は、実際によく問題となる「普通解雇」について説明する。普通解雇は...