2025年05月02日
複数労働者の残業代請求を有効な固定残業制度主張で負担を最小限に抑えた事案
運送業を営む企業で、ドライバーから次々と残業代請求を受けるという課題が続いていました。依頼を受け、残業代の請求が相次ぐ中で、有効な固定残業代制度の設計についての主張を行い、最終的には企業の負担を最小限にとどめることができた事案です。訴訟になる前の請求をした従業員に対しては、固定残業代の制度の主張をすることで請求を取り下げさせることができ、その他労働審判や訴訟になった案件もありましたが、いずれも固定...
2025年05月01日
弁護士の関与した適切な手続によって退職トラブルを回避した事案
従業員が犯罪行為により逮捕・勾留されてしまい、欠勤が続く従業員に対しての対応に苦慮している企業様からのご相談です。解雇に踏み切ってよいのか懲戒解雇手続を適切に進めた事案です。犯罪行為の調査を踏まえての事実認定と書面の交付、聴聞機会の付与などの手続を遵守して、懲戒解雇処分を行いました。その後労働者とのトラブルは一切発生しませんでした。解雇理由が十分に認められる事案であっても、懲戒解雇は手続を相当に慎...
2024年08月20日
10月22日開催!「採用から退職までの労使ミスマッチ解消の実務」オンラインセミナーのご案内
弁護士法人戸田労務経営です。令和6年10月22日(火)に、弊所代表弁護士による「採用から退職までの労使ミスマッチ解消の実務」セミナーを企画しましたので、ご案内申し上げます。当法人は使用者側の弁護士や社労士が所属しており、千葉県内を中心とした100社近くの顧問弁護士を務め、数多くの使用者側労働問題への対応や労務環境改善に取り組んでおります。また、多くの企業様に労働法の知識を届けたいという思いから労務...
2023年09月08日
10月12日開催!労働問題総まとめセミナー「人事・退職・解雇・休職」のご案内
弁護士法人戸田労務経営です。10月12日(木)に、弊所所長の弁護士戸田による「労働問題総まとめセミナー:人事・退職・解雇・休職」を企画しましたので、ご案内申し上げます。当法⼈は千葉県内を中⼼に使⽤者側の弁護⼠として、90社以上の顧問弁護⼠を務め、数多くの使用者側労働問題への対応や労務環境改善に取り組んでまいりました。多くの企業に労働法の知識を届けたいという思いから、労働法の基本マインド(菅野和夫直...
2022年08月09日
代表弁護士の戸田が輸送経済新聞でのコラムを掲載(第14回:従業員の退職⑥普通解雇)
弁護士法人戸田労務経営です。代表弁護士の戸田が物流・輸送業界の専門誌である輸送経済新聞社で運送業での労務問題についてのコラムの連載についての紹介です。運輸・物流業界の労務・法律問題に精通した企業側労務専門の弁護士として紹介されております。輸送経済新聞8月9日号掲載の第14回は普通解雇について取り上げました。記事内容をご紹介します。今回は、実際によく問題となる「普通解雇」について説明する。普通解雇は...
2022年07月12日
代表弁護士の戸田が輸送経済新聞でのコラムを掲載(第13回:従業員の退職⑤解雇の種類)
弁護士法人戸田労務経営です。代表弁護士の戸田が物流・輸送業界の専門誌である輸送経済新聞社で運送業での労務問題についてのコラムの連載についての紹介です。運輸・物流業界の労務・法律問題に精通した企業側労務専門の弁護士として紹介されております。輸送経済新聞7月12日号掲載の第13回は解雇の種類について取り上げました。記事内容をご紹介します。これまでは、従業員との綺麗な別れである「合意退職」を目指す方法を...
2017年05月11日
解雇が可能な場合
我が社では成績が悪く勤務態度も悪い従業員について解雇を検討しています。ですが、解雇が可能な場合はかなり限られると聞きました。どういうケースであれば解雇が可能になるのかを教えてください。解雇が認められるためには、法律上相当厳しい要件をクリアする必要があります。そう簡単に解雇は可能になりません。労務の専門弁護士に相談しつつ進めることをお勧めします。☑建設業 ☑製造業 ☑情報通信業 ☑運輸・郵便業...
2017年05月11日
退職勧奨の進め方(退職強制にならない方法)
当社は不況のあおりを受け、どうしても人員削減をしなければならない状態です。従業員に対して退職勧奨をしようと思うのですが、退職勧奨が違法になってしまうケースもあると聞きます。退職勧奨をする際の注意点について教えてください。退職勧奨自体は自由ですが、強制的な手段による退職強制をした場合、損害賠償を請求される可能性があり、仮に任意退職の意思を示したとしても効力が否定されることになります。微妙な判断を要し...
2017年05月11日
退職勧奨(退職強要)に関する労務トラブルを防ぐには
弊社で長年勤めている営業部長について、成績があまりにも悪いので会社としては退職させることを考えています。ですが、なかなか納得をしないので、1週間に1回呼び出し、「君の成績ではとてもうちでは無理だ。本当はこの成績では解雇が相当だが、今退職届を出せば退職金が出る。君の名誉のためには自分で退職した方が良いんじゃないか」と説得を続けました。その結果、しぶしぶながらようやく説得に応じて退職届を提出してきまし...
2017年05月11日
解雇の種類(普通解雇・懲戒解雇・整理解雇など)
まず、会社が行った処分として解雇を進めるべきか、そしてその理由についても特定して進めるのするのがよいでしょう。解雇は、普通解雇、整理解雇、懲戒解雇の三種類があり、それぞれ有効かどうかの判断も違います。解雇とは、使用者による一方的な労働契約の解約と言われます。逆を言うと、労働者が退職について承諾する余地があれば解雇ではありません。解雇通知書や解雇予告通知書、さらには解雇理由証明書等が書面で出されてい...