労働弁護士の戸田です。
2月3日の節分、名古屋出張に行きました。
これは、全基連(全国労働基準関係団体連合会)主催の応用研修です。
労働審判員(またはその候補者)、社会保険労務士の先生等を対象とした、個別労働紛争の解決を目指した研修です。
最近の労働法制の動き・最新判例・事例検討・模擬労働審判を丸2日間かけて行う研修です。
模擬労働審判は、労働者側・使用者側・労働審判員会側の3チームに分かれて、がっつりやります。
実際の労働審判とはちょっと違いますが・・・なかなか新鮮です。
弁護士の参加は多くないのですが、労働審判員やその候補者の方とお話しできる機会は滅多にありません。
ですので私は、私の師匠である菅野和夫教授が登壇する回を狙ってここ数年間毎年参加してきました。
いつも東京会場での参加です。
しかし・・・昨年は菅野和夫教授の回が、娘の誕生日と重なるという悲劇?が起きたため、参加を断念・・・
そこでスケジュールを確認したところ、土田道夫教授が登壇する回が名古屋で!
私は菅野門下生ですが、宣伝します。
土田道夫教授著の「労働契約法(第2版)」、これ素晴らしいですよ。
論理一環、そして実務でもそのまま使える既述が満載なのです。
特に懲戒解雇などの法理は非常にわかりやすく、実例も豊富。
私も労働審判や訴訟で引用しまくっています。
(サインもらいました)
これは名古屋に行くしかない!ということで、行って参りました。
流石,土田教授ですね。切れ味鋭い。
今の政府が掲げている「同一労働同一賃金」なんて詐欺だ、とか。
最高裁で講演をした際、日本中の裁判官が一番迷っているテーマが労働契約法20条で、何が不合理な差別になるのか?とか。
非常に面白かったですね。
あと、東海地方の労働審判員の方とお話しもできました。
やっぱり選任の仕方などは関東と違うところはありそうですね。